デッキって芝生とすっごく似合うよね♪ 掛川菊川袋井で♬

スズラン エクステリア

2023年01月09日 06:20

 今日は樹脂木デッキを紹介させて頂きますね。

一般的に「ウッドデッキ」と呼ばれるのはウッドですから木製品。
そして「樹脂デッキ」と呼ばれるのは、合成樹脂つまり石油製品でプラスティックも樹脂の中のひとつです。

更にややこしい話ですが(笑)
この「樹脂木」は木材と合成樹脂をブレンドした物。
まあ、つまりは、木材の良いところと、石油製品の良いところを、混ぜ混ぜして形にした優れ物♪
っとなんとなく覚えてもらえれば良いと思います。
(樹脂の専門家からは、少しちが〜うってツッコまれそうですが)


それで純粋な木製の「ウッドデッキ」のイメージはアメリカ西海岸で、ファミリーが木製のウッドデッキで遊んでいる…。
ハリウッド映画でそんなシーンを見た事あるかも…。
実際に、現地に行ってみると、日本で使われているデッキとはだいぶ違う使い方でしたが(笑)



 こちらはリクシルの樹脂木デッキ 「樹楽らステージ」です。
スズランではこのタイプのデッキを <第4世代デッキ>と呼んでいます。

樹脂デッキの本当の事を、簡単に説明すると。

1 非常に腐りにくい。塗装しなくても良い。
2 白蟻の食害にあいにくい。
3 夏はデッキフロワー面が熱くなる。(劇熱に)
4 傷がつきやすい。
5 若干反る。
6 色あせする。
7 メーカーによっては、チョーキング現象がおこる。(数年で表面の色が落ちて手や足に塗料が付く)
8 雨が降ると完成直後は、デッキ材から油分のような物が出てきて、雨染みのように、波模様が出る。
9 後々、デッキ面に塗装が困難。塗ることはできても、歩いていると剥がれてきやすいので、とてもオススメできない。

( ↑ メーカーさん達はこのようなことは公開していません)

1.2以外はデメリットばかりですね(汗)
それでも、塗装しなくて良いってのは、とってもありがたいね。
現代日本人の多くは、メンテをしなくても良いものが大好きですからね。(私も含めて!)



などなど。木樹脂デッキって、案外デメリット多いんだねえ〜っと思ったあなた!
それは『正解!』です。

以前、とあるハウスメーカーの営業さんが、「我が社で開発したこの樹脂デッキは1000年もちます!」
と、豪語していましたが、3年で反り始めて、7年後には思いっきり反ったので、スズランで取り外してタイルで施工し直した
なんてお宅もあります。 1000年なんてデタラメ言っちゃダメですよね。

リクシルのデッキは、流石にそんなに反りはしませんが、それにしても、アチコチでご同業の方が、樹脂デッキは完璧な物。
なんて紹介しているので、ユーザーさんの期待値が上がり過ぎて、施工後数年でガッカリされています。

本当の姿を知った上で、それでも『やっぱデッキ欲しいよねえ〜』って方のみ購入されるのがイイんじゃないですかね?



こちらのお宅は、住宅の掃き出し窓から出て、隣の部屋と行き来できるようにデッキを施工しました。

デッキの前の芝生は、人工芝です。
この人工芝は、ご主人とスズランの社長との合同作(笑) 
日曜日の朝に、スズラン社長がお手伝いして、一緒に人工芝を施工しました。
なかなかの出来栄えです(当然ですが)キレイですねえ!

パーテーション越しに見える芝はさらに美しい。

本当は天然芝の方が良いに決まっています。
本物ですからね。是非、天然芝を使って頂きたいのですが…。

ただ、芝の草取りは…ホント大変。
芝刈りはそうでもないけどね。草取りをキチンとできない方は、10年以内に無惨な姿になるでしょう。

そうそう、
「日本の家庭で一番使われている高麗芝は、およそ100mm位しか上に上がってこないので、芝刈りは、しょっちゅうしなくてもいいんだよ」
と、云うのがスズラン社長の持論。
芝刈りよりも草取りです!

ハリウッド映画を見ていると、芝刈りをしているシーンを見ますが、西洋芝は草丈1m以上になるものがありますから。
どうしても芝刈りが必要ですね。

それにしても、芝のグリーンとデッキって、ホントに似合うよねえ。
これには、説明はいらないよね。
天然芝なら更に優しい色でGoodなのですが。




最近はめっきり使われなくなった天然木のデッキ。
これも、本来は天然木の方が良いに決まっていますが。
なにせ、ステイツの西海岸と違って、雨の多い湿度の高い日本ですから、ウエスタンレッドシダーなどの天然木材だと腐りやすい。

ハードウッドと呼ばれる、イペ  ジャラ  ウリン  イタウバ などなら、良いのですが。
実は価格が、樹脂デッキの方が安く作れるようになってきました。


ちなみに、スズランではデッキを世代で分けて呼んでいます。
これは、スズランだけの呼び方ですので、お間違えなく。

第一世代  ウエスタンレッドシダー (レッドシーダーとも) などの杉.ヒノキ系 これが日本で最初に人気が出た材料です。
      毎年塗装が必要で、日本での寿命は10〜15年

第二世代  イペ  ジャラ  ウリン などのハードウッド。スズランはコレがいいと思っています♡ 特にイベね。

第三世代  元祖樹脂デッキ。 樹脂木ではないので、木材は混入していないタイプ。ツルッとした姿で、プラスティック丸出し。

第四世代  樹脂木デッキ。 今回のブログに書いたような、ざらざら感があって、本物のデッキに近い雰囲気の樹脂×木材のデッキ。

第五世代  これが最新。 第四世代デッキより、更に本物のデッキに近く、むしろ本物よりも美しいスタイル。または、
      夏場に素足で歩いても、他のデッキより表面温度が低く歩きやすい。(普通の樹脂デッキは真夏はとても素足で歩けません)


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *
 
オマケの話。 

最近、タイルで作ったテラスを『タイルデッキ』と言っているエクステリア業界人が多いのですが、これは間違い。
「デッキ」の語源は、木で作られた床。『馬車の騎手の床』ですので、あくまでデッキは木製品。

タイルで作った物はテラスが正解です。
リクシルが製品名で「タイルデッキ」と言う不思議な物を作っているので誤解されている方が増えています。

更にややこしい話ですが。日本の建設業で「テラス」と呼ぶのは、アルミで作った屋根の事です。
でも、テラスの語源は土が盛り上がった「テラッセ」スペース。ですので、床の事なんですよねえ。
カフェのテラス席と言えば、レンガやタイルの床で作られていますよね。アレです!

え〜と屋根は英語で、ルーフ:roofですので、テラスではありませんね、
日本で独自にアレンジを加えて、どんどん不思議な方向に進化していますね(汗)

 
今日は、デッキについて少しお話をしましたが、なんとなくわかりましたか?(笑)


それでは、今日もスズランのブログをご覧頂き、本当にありがとうございました。


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